泉州市から 42Km 南西にある南安市安平鎮(石井)、囲頭湾の奥深くに鄭成功の父鄭芝龍が居城としていた安平城がある。 鄭福松(のちの鄭成功)は、7歳のとき生れ故郷の平戸島(九州、平戸市)から1人でここへ到着した。 彼は鄭森(ていしん)と名前を変えた。現在、石井村には鄭成功記念館がある。また居宅跡も記念館として保存されている。 約 3Km 離れた水頭鎮康店村復船山には広大な鄭成功陵墓がある。
福建省南安市石井周辺の地図 |
・鄭成功居宅跡(石井) 記念館としている。 |
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・石井銃城(国姓城) | ||
・延平郡王祠(石井) | ||
・鄭成功記念館(石井) |
・鄭成功遺詩 | ・鄭成功の真筆 日本にいる実弟に送ったもの | ||
・鄭成功の墓(水頭) |
泉州市の概要
泉州市は福建省の厦門アモイと福州のの間にあり、650万人を擁する亜熱帯性気候の地。宋・元時代に海港都市として繁栄を極め、 海のシルクロード起点として知られている。マルコポーロがヴェニスへ帰国するときにこの泉州の港から出航し、 彼の著書《東方見聞録》のなかで泉州について「アレクサンドリア(エジプト)と並ぶ世界最大の港」と紹介している。 (現在では港が浅くなって機能しなくなったため貿易港としての役割は厦門へ移った)市内には福建省最大の開元寺、 古いイスラム寺院の清浄寺、大航海時代の歴史を物語る泉州海外交通史博物館、また洛陽江に架かる洛陽橋(万安橋)、 囲頭湾の最深部に架かる安平橋など歴史的建造物が多くある。
泉州海外交通博物館 | 洛陽橋 | |
開元寺天王殿 | ||
開元寺鎮国塔 |