加茂岩倉遺跡


Last Update: Mar. 07, 2011
銅鐸

1996年10月16日、農道の工事中に偶然に発見された。約2000年の眠りから出土した“銅鐸”は全部で39個あった。 大きな銅鐸の中に小さな銅鐸が入っている「入れ子」状態が15組もあった。 また、吊り手部分に「X」印があるものが14個あり、7個の銅鐸表面には鹿、蜻蛉、猪、海亀、などの絵が描かれていた。 これは加茂岩倉遺跡銅鐸の特徴で、特筆される。




加茂岩倉遺跡の位置

周辺の遺跡マップ 島根県雲南うんなん市加茂町岩倉南カ廻 赤川支流、岩倉川に分かれる地点から1.7Km 西の南向き斜面。


アクセス

・自家用車: 国道54号線道路標識に従って工事中の高速道路をくぐる。駐車場から徒歩約10分(500m登り)
・鉄道: JR木次線加茂中かもなか駅タクシー約10分
・航空機: 出雲空港タクシー約25分




加茂岩倉遺跡の概要

銅鐸が発見されたときを
再現している

農道の工事で偶然発見された。
重機により掘り起こされ、
一部は工事人により工事現場の
片隅に集積されていた。


加茂岩倉遺跡ガイダンス
銅鐸が発見された谷間の近くに
建設された。施設内には、銅鐸の
レプリカ展示、遺跡の解説ビデオ
パネルなどがある。
道路から施設内へはエレベータ
も完備している。
農道工事によりV字状に掘削、
分断された丘陵の両側を繋ぐ
ように橋状に建造されている。
ガイダンスから望むと銅鐸が
出土した地点の全体が手に
とるように見える。

参考文献: 加茂町教育委員会編纂資料



周辺の遺跡

神原神社古墳 加茂岩倉遺跡の南東1.8km。竪穴式石室で、出土品は三角縁神獣鏡、鉄製品、土器など。

荒神谷遺跡   加茂岩倉遺跡の北西3.4km。銅剣358本、銅矛16本、銅鐸6個が出土した。