神原神社古墳


神原神社古墳の概要

所在地

島根県雲南うんなん市加茂町神原

交通

JR:木次きすき線加茂中かもなか駅下車 徒歩25分
自動車:国道54号線ラメールの交差点赤川沿いに神原神社へ
 


 

古墳への道標
 

古墳の石?



発見の手掛かり

神原神社境内が赤川の河川改修工事にかかるため、工事に先立ち事前調査をおこなった。
結果は竪穴式石室を内蔵する典型的な前期古墳であった。

古墳概要

竪穴式石室は、主幅を南北におき、墳丘中央の盛土中の墓壙内にあり、石室の四壁は扁平な板状石を持ち送り式に小口積し、
四隅は三角持ち送り式で積みあげている。

  

古墳からの出土品

石室内から景初3年銘の三角縁神獣鏡1面、鉄製品(素環頭太刀1、木装太刀1、剣1、槍1、鉄鏃36、鍬1、鎌1、斧1、など)が出土した。 また、墓壙内の埋納壙に赤色顔料の付着した壺(広口壺2、中形壺2、小形壺1)が置かれていた。これらの土器は古墳時代初期の土師器と考えられている。

        三角縁神獣鏡

直径23pの中国製青銅鏡。
鏡背には四神四獣が表現されている。
魏志倭人伝に女王卑弥呼が魏王から
銅鏡100枚もらったと記されている。
この鏡がそのうちの1枚の可能性が
あるといわれている。

参考文献: 加茂町教育委員会編纂資料