Last Update: Jun. 23, 2010

   旧高松空港(高松市林町)を発着のとき、ターボプロップ航空機機が運行可能か否かの判断目安に なったのが空港の南東方向に位置する由良山だった。山腹から頂上部にかけて人工的に抉り取られた岩塊の傷跡は、眼を覆う ばかりの様相をしている。現在の由良山は地元の小学児童も参加したボランティア活動で、歴史認識と現状景観の保存に取り組んでいる
山麓の清水神社の奥にある大師堂横に東登山口がある。良く整備されている登山道には、谷側にトラロープ、山側に有刺鉄線が 張り巡らされている。理由は、山頂近くまで由良石(柱状節理の黒雲母安山岩)の採掘で人工的な絶壁が出来ているため。 標高120mの頂上はなだらかで三等三角点、石の祠(龍王社)、石仏があり、視線をめぐらせば高松市内の展望が手に取るように 開けている。 下山には西登山道を経由すると防空壕跡や由良石の切出し跡にできた池などを巡って歴史認識を深めることもできる。


県道12号から眺める"由良山"由良山の案内図
(ポインタを画像に載せるとルートマップが表示されます!)


名 称由良山(ゆらやま)
標 高120m
場 所高松市
登 山2010.06.22

コースタイム
東登山口 →12min→ 由良山頂上
駐車場 ←10min← 水練の池 ←06min← 西登山口 ←08min← 由良山頂上

大師堂横の登山口トラロープと有刺鉄線の登山道由良山頂上
頂上の龍王社と石仏三等三角点西下山道(登山道)
西登山口防空壕跡水連の池(採掘場跡にできた池)

Comment :  登る人が多いのか登山道は、よく踏まれており整備されている。危険な箇所はなく高松市内を 展望するのに好都合。児童生徒の社会科勉強の歴史認識に最適。
由良山には龍の伝説があり、由良山を龍が取り巻いており、雨を呼び雲に乗って天に昇ると言われており、 昔から人々は頂上に竜王社を祀り、雨乞いの山、雨乞いの宮として親しまれていた。