Last Update: January 07, 2017
Since: January 07, 2017

   竜王山から眺める遠見山は堂々たる山容を誇り、右側に小遠見ともいえる203mピークを従えている。遠見山の先には瀬戸内の島々が垣間見られる。 調べてみると、ここには奈良時代から "遠見山のろし台" が造られており、見張りと他の狼煙台との連絡に使われていた。今でも遠見山のろし台跡が残っており、湧水も 出ており家族が生活をしていた。
この山塊は、殆ど細い1本の尾根で構成されており、大仙山まで続いている。途中に所どころに巨石がころがっている。登山道はよく整備されており歩くのに何の支障も 感じない。この時期の低山登山は落葉が多く、降りには注意しないと滑る。葉隠れ忍者(猪)が飛び出してくる気がする。 大仙山は、巨石を頂上に林立して石物創造の神として祀った、現在も大仙山雨乞祈祷所が建っており信仰の山となっている。

 
遠見山
(あじ竜王山からの眺望)


名 称遠見山(とおみやま)・大仙山(だいせんやま)
標 高235 m ・ 132 m
場 所高松市庵治町
登 山2017.01.07




コースタイム (2017.01.07)
[遠見山登り] 遠見山登山口 →00:15→ 遠見山頂上 →00:10→ 203m ピーク →00:12→ 祠 →00:04→ 大仙山出合
[大仙山登り降り] 大仙山登山口 →00:05→ 大仙山頂上 →00:02→ 大仙山登山口
[大仙山登山口〜遠見山登山口(車道)] 大仙山登山口 →00:24→ 遠見山登山口

        
遠見山のろし台看板遠見山登山口地蔵菩薩石像登り路
巨石巨石遠見山山頂のろし台
203m ピーク天明元年(1781) の地蔵菩薩石像大仙山への出合



     
大仙山登山口山頂の観音像巨石に載る灯篭大仙社雨乞祈祷所
雨乞祈祷所の内部大仙山頂の表示板山頂から見る屋島北嶺山頂から見る鎧島・稲毛島


Comment :  林道から細い登山路を登ると直ぐに地蔵菩薩石像に出会う。この山も四国の低山特有である宗教色彩をもっている。 遠見の声音響きは、北アルプスの五龍岳への遠見尾根を連想して感傷に浸る。更に、巨石の数々は私の心(山)の故郷である鈴鹿・御在所岳前尾根や中道の巨石群を 連想するが、この山(遠見山)の巨石群はスケールがかなり小さい。
遠見山の山頂には狼煙台跡があり、この場所に見張りの小屋や井戸があったのは驚きである。大仙山との尾根続き道を登り降りする山行は安全で、楽しいく、 絶景が望めるので人に薦めたい山である。





遠見山・大仙山の航空写真・地図
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