Last Update: Nov. 20, 2015 Since: Jul. 07, 2010
栗林公園の西に位置する“紫雲山”。名勝栗林公園を造営するときに紫雲山も公園の一部として 設計されていたと思われる。見れば見るほど山と公園が一体化しているのが頷ける。 紫雲山には室山と稲荷山の二つのピークを稜線で繋いでいる。この山には林道が造られていないので、山頂へは自分の足を 使うしかない。山頂付近は木が生い茂り視界が悪いが、遊歩道のところどころから高松の市街地が眺められる。
名 称:室山(むろやま) 標 高:199m 場 所:高松市 登 山:2010.07.07
Comment : 石船塚から紫雲山へは、栗林トンネル(コル)まで下るが、この登山道は岩塊が露出しており、 かなりの傾斜がある。トンネルの上からは紫雲山への登りになる。途中に稲荷山への道との分岐点には、 誰が名づけたか「小鳥の泉」(竪穴式古墳の開口部と考えられる)があり、右は室山、左は稲荷山。不思議なことに、 どこを探しても道標がない。稲荷山姫塚古墳(全長58mの前方後円墳)へも案内標識もない。 この尾根上には、9基の積石塚があることになっているが、説明板が1枚もない。教育委員会はなにを考えているのだろうか。
名 称:稲荷山(いなりやま) 標 高:166m 場 所:高松市 登 山:2010.07.07
Comment : 室山から稲荷山への尾根筋には多くの古墳跡が見うけられる。この尾根筋は起伏が殆どなく平坦に近い。 稲荷山姫塚と稲荷山頂上と思われるところにかなり大きい積石塚がある。 紫雲山自体が低い山のため、登りやすく下り易い。ハイキング向きの箱庭のような山塊。