Last Update: March  24,  2017
Since: March   19,  2017

    白峰しろみねは四国霊場88ヶ所81番札所の白峯寺しろみねじの近くの "ニューサンピア坂出" の裏山あたりと考えられる。 "ニューサンピア坂出" 南東の県道180号側溝に登山口らしきものがある。雑木を分け倒木を避けて進むと突然に倒木の間から下乗石が現れた。 下乗石には "再建 寛政六甲寅年三月吉日" と陰刻されており、この道が伊予参道(神谷)と考えられる。
三角点は見つからなかったが、頂上らしき辺りに金網で囲った場所があり、中継塔でも建てるのだろうか。いずれにしても登山対象としては、あまりお勧めできない。

§ 白峰寺への遍路道は、高松参道(猪谷)・伊予参道(神谷)・丸亀参道(西寺)があり、それぞれに下乗石があった。 §


 
五色台


名 称白峰(しろみね)
標 高337 m
場 所坂出市高屋町
登 山2017.03.18






コースタイム (2017.03.18)
[登山口〜白峰頂上]     登山口 →00:08→ 白峰頂上?
[下乗石〜登山口]       下乗石 →00:03→ 登山口

  
登山口登山路下乗石(寛政6年再建)頂上?


Comment :  ウバメガシを含む雑木林とシダの群生の中に踏み込んでゆく勇気が必要になる。道は全く未整備で、最近人が通過した形跡がない。 寛政6年の下乗石に出会えたのが収穫であった。白峯の山容を画像にしたかったが、どの場所で撮影しても納得のゆく画像ができなかった。
今回見つけた伊予参道の下乗石は1794年建立で、高松参道(猪谷)の1836年建立の下乗石に比べてもそん色ないと思う。白峰寺の現在の西側参道(車道)にも下乘石 (再建 寛政六甲寅年三月吉日)があり、これが丸亀参道(西寺)のものと想える。この下乗石の再建記銘は伊予参道のものと同じ期日が彫られている ことから、1794年(寛政6年)に同時期に建立したのだろう。 高松参道にある元応3年2月18日(1321年)建立の摩尼輪塔まにりんとうに高松藩が添書きとして建立した下乗石は、天保七年丙申春三月(1836年)と なっている。


丸亀参道の下乗石(1794年)伊予参道の下乗石(1794年)高松参道の下乗石(1836年)と摩尼輪塔(1321年)



下乗石の図(高松参道)






白峰の航空写真 &地図
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