大練塀

西宮神社境内にある大練おおねり塀は、東側から南側まで247mの長さがあり、東には表大門(赤門)と潜門、南には南大門がある。 赤門は豊臣秀頼が慶長9年(1604年)に寄進したと伝えられている。この塀は、約4m単位の築地塀を62ブロック連ねて構成している。築造された年代は不明。



西宮神社大練塀

神社境内の東側から南側にかけて、総延長247m の長大な築地塀。
版築技法を用いてつきあげた築地を 62基連ねて練塀本体としている。
室町時代に造られたものと推定され、現存最古の築地塀である。
表大門(赤門)

1604年、豊臣秀頼により寄進され、全体が赤く丹塗りされているので「赤門」といわれている。
2本の円柱を本柱、4本の角柱を控柱とする四脚門であり、それぞれの柱を貫材および
虹梁でつなぐ簡素な構造であるが優雅さをもち、細部には繰型や雲紋で飾ってある。慶長年間の製作と考えられる。
西宮神社

御祭神 第一殿 西宮大神(ゑびす様)
      第二殿 天照大神 大国主大神
      第三殿 須佐之男大神

ゑびす様を祭ってある総本社は、平安時代には皇族神祇伯の参拝があり、社勢は盛大であった。江戸時代以降、海上守護神、
商売繁盛の神として全国的に人々の崇敬を受けるようになった。
本殿は三連春日造りで神社建築の中では特異な構造をもつ。

西宮神社大練塀


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