Last Update: Mar. 11, 2009

   古くから自生していた日本水仙を移植し、現在300万株が咲き乱れる男木島へ初めて訪れた。
男木島は、周囲 4.7q で殆どの海岸線が断崖になっている。 高松港から雌雄海運フェリーで40分、男木港では何もないガランとした広場にはき出された。 男木島灯台を目指して北の方角へ歩く、家屋が密集している路地のような登り道を詰めていくと、初めての道標が現れ、 このあたりで進む道は海抜50mぐらいのところを島を巻くように灯台へ続いている。約20分で男木島灯台へ着く、 明治28年12月10日初点の12.4mの総御影石造りの灯台で、無人化されているが現在も現役で稼働中である。
水仙郷へは灯台から登り道になるが、道の両側にも水仙が植えられている。途中、"タンク岩"や"ジイの穴"がある、 タンク岩は玄武岩柱状節理で6角柱状や5角柱状で岩が延びている。ジイの穴は岩壁の下部に岩の割れ目のように開口しているが、 内部はかなり大きな洞窟で下り傾斜で形成されている。
水仙郷は尾根と尾根の狭間のようなところに白い水仙が一面に見事に咲き誇っている。水仙郷から主道路出合までは急な降り尾根道であるが、 丸木による階段が整備されており安心して下山できる。


男木島灯台の詳細図 (提供元:高松海上保安部)


名  称男木島(おぎじま)
面  積1.37 ku
周  囲4.7 q
標  高213 m(コミ山)
所在地高松市男木島町
登  山2009.03.05

コースタイム
男木港→ 20min →男木島灯台→ 20min タンク岩→ 15min →水仙郷→ 05min →ジイの穴
男木港← 01min ←豊玉姫神社← 15min ←舗装道路出合← 20min ←ジイの穴

フェリーからみる男木島男木港から町並みを望む港近くにある豊玉姫神社蛸壺の行列
歩き出して初めての道標石を積み重ねて造られた耕地海面から50m上にある主道路灯台が見えてきた
男木島灯台(明治28年初点灯)男木島灯台資料館資料館と灯台水仙郷への登り
斜面一面に咲く水仙の群落登山路に咲き乱れる水仙群水仙群落と灯台玄武岩の柱状節理(タンク岩)
水仙郷水仙郷を行く展望所コミ山直下の玄武岩岩海
岩壁下の自然洞穴(ジイの穴)主道路への下山道主道路出合の道標男木港へ入港するフェリー

Comment :  300万株の水仙が咲き乱れるのも見事だが、本音はタンク岩と呼ばれている"オリーブ石玄武岩"が見たかった。 コミ山の頂上近くに見事に伸びた柱状節理とその足元に広がる岩海はなかなか見ごたえがある。
総御影石造りの灯台は、いままで見慣れた白亜のものよりなにか温かみを感じた。資料館は日曜日しか開館しておらず入館できず 残念。島にある2つのピークに登り、帰りのフェリーの時間を気にせず民宿に泊まり、美味い魚を食べて翌日ゆっくり帰るコースを組んでみたい。




上記に関する拡大画像は《画像ギャラリ》でご覧ください