Last Update: June 22, 2012



みどり豊かなわがふるさと長尾、ここにはあまり知られていない旧跡・史跡が沢山あります。毎日の生活で疲れた 頭や身体に一服の清涼を与える時間をとって、身近な旧跡等を再認識しましょう。
今回は、塚原山塊といわれる尾根上にある稲荷山古墳・打越古墳・丸井古墳を認識し、平地に戻っては、旧遍路道沿いの 史跡(高地蔵・一心庵・釈迦堂・長明燈)を確認して、全行程 3.52km の周回コースを完走しました。 参加者は、さぬき市文化財保護協会会員で29名。

稲荷神社⇒稲荷山古墳⇒打越古墳⇒展望所⇒丸井古墳⇒近道分岐点
⇒高地蔵⇒一心庵⇒釈迦堂⇒長明燈⇒谷池
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@稲荷山古墳A道標B尾根の登り道
C打越古墳への登りD展望所E展望所から見た白山
F丸井古墳G丸井古墳第1石室H高地蔵
I一心庵J釈迦堂K長明燈


@稲荷山古墳5世紀前期の前方後円墳。後円部の頂上に2基の竪穴式石室がある。山の上に築かれ約40 mあり、 2基の石室のもっている。
A打越古墳6世紀後期の竪穴式円墳。内部は未調査のため不明であるが、この古墳も川原石を石室に使用している。
D展望所塚原山塊の最高地点で、四国の道の展望台になっている。白山、五剣山、屋島、五色台などが一望に見渡せる。
F丸井古墳塚原山塊のほぼ中央にあり、3世紀後期の築造と考えられている。日本でも最古クラスの前方後円墳で石室は2基あり、川原石を使っている。
H高地蔵3地区の合流接点で、北側は長尾塚原、南側は前山、東側は長尾名であるため、共有の文化財となっている。地蔵は台座に座り、高さ約4 mあるので高地蔵と呼ばれている。左に小さいが立派な籠り堂がある。
I一心庵1764年に創建され、本尊は阿弥陀如来。この庵は近年の火災で全部焼失して再建された。境内に2〜3の墓が残っている。自然石の立石が目につく。
J釈迦堂1765年の供養塔、地神、大窪寺への道標などがある。堂には釈迦如来像があり、石像造りで珍しい。