Last Update: Nov. 30, 2015
Since: Dec. 30, 2010

   さぬき市寒川町と大川町の境界線上に岩山がある。近くにある門入ダムの遊歩道から見ると、かなり険しい 岩山にみえる。山頂には風雪で破壊された社殿がかすかに残っている。
登山口は、蓑神神社から大川町南川を通る農免道路の横にある金比羅大権現の石鳥居からで、休憩所横には4〜5台の駐車スペースもある。 登山道にはいたるところに、石灯籠、石手水鉢や石祠がたくさんある。頂上近くは岩稜になっている。 石灯籠には「丸金」のマークが刻んであり、金比羅宮を招請したものと考えられる。また、途中の険しい場所に「不動明王の石造」が 祀ってあるなど、山伏修験道の名残ともいえる。
頂上からは門入ダムやさぬき平野がよく見渡せるので、気軽に登って展望を楽しむのも趣がある。


剣山頂上から尖鋒部を望む
(Click で拡大画像がでます)
鳥居→石祠2→剣山頂上→石灯籠  TRACK LOG


名 称剣山(つるぎざん)
標 高160m
場 所香川県県さぬき市寒川町・大川町
散 策2010.12.29

コースタイム
金比羅大権現鳥居 →05min→ 2個の石祠 →05min→ 剣山
金比羅大権現鳥居 ←02min← 石灯籠 ←06min← 剣山

鳥居のある登山口金比羅大権現の表示丸金印がある石灯籠尾根の登山道
岩を削った道古い石祠桔梗紋のある石祠なだらかな尾根道
第1のトラロープ十菊紋のある石祠不動明王の石像(クリックで拡大)第2のトラロープ
山頂の祠(剣神社)山頂から見る門入ダム湖御手洗石剣山の遠景(クリックで拡大)

Comment :  金比羅宮の祭礼のためか、登山道は整備されており危険箇所はない。山岳宗教に関係あるのか、 やたらに石祠が建てられている。
頂上近くの登山道には2箇所フィックス・ロープ(トラロープ)があるが、ザイルと異なり引張り強度を確認しないと危ない。 頂上の社殿は風の影響か、半壊している。南へ伸びる尖峰は見た目ほど危険性はない。
登った日の天候は途中から風雨が強くなり、頂上近くの岩稜帯では吹き飛ばされそうになった。頂上の社殿が破壊されているが、 妙に納得できた。