Comment : 屋島神社ルートを登って岩壁の基部に達したら、8m ぐらい右に移動すると岩塊壁の登り口がある。
はじめは急傾斜の土混じりの岩塊で、滑りやすくトラロープ(fix Seil のつもりか?)が張ってあるが、右側にルートを
とりスタンスを確保しながら進む。30m ぐらい登ると前面に滝壷のような形状をした約 7m の岩壁が行く手を
塞ぐように立ちはだかっている。
ルートハンティングすると岩壁の上部はテラス状の様相になっているが、人の通った跡がみあたらない。
自分でルートを組み立て、右寄りを登り、中間部で中央部にトラバースして、真っ直ぐ登攀することにした
(転落すれば約 7m ノーバウンドで落下し、更に約 30m 転がり落ちる)。
安山岩に覆われた岩塊はホールド・スタンスは数多くあるので、浮石に注意して3点確保で登れば想像したより簡単に通過できた。
ホールドには時々岩松が着床しており、手を掛ける所に要注意! 登りきってテラスに出れば、冠ヶ嶽までは平易な登り。
50年ほど前に練習していた、鈴鹿の御在所岳藤内壁(60m)や前穂北尾根3峰フェース(240m)の登攀に較べれば、
問題にならないはずだが…