“九ふん”(jiufen)は、台湾北部の基隆(Keelung)に近い瑞芳鎮にあり、金鉱山の採掘跡。山全体が鉱山で、かっての坑道・坑口があちこちに残っている。山そのものが堅牢な要塞のようにみえる。金の産出量も多く、かって鉱山は大変な賑わいをしていたといわれています。 鉱山の中心部には商店街、歓楽街、飲食街、旅館などが隆盛を極め、演芸場や映画館もあったようです。 これらの古い施設を改装、修復して、金鉱山跡の繁華街を現代の観光地に見事復活をはかっています。
山の中腹から眺める太平洋は、どことなく南欧を想わせる素晴らしい景観です。






瑞芳から九ふんへ登る途中にあるエキゾチックなレストラン。眼下にはリビエラを想わせる風景と紺碧の海が旅行者を魅了する。

解元元小姐の運転するVolksWagenで、快適なドライブだった


陳麗翠小姐 & 解元元小姐

瑞金公路:
瑞芳車站の方向へ下っている。
基山街:
九ふんのメインストリート。
狭い通路の両側に、各種の土産物屋、
飲食店が軒を並べている。

豎崎路:
大正・昭和初期に流行したような建物。
クラシックなレストランに再復活した。ここに泊まってくつろげば、古の金鉱山全盛期にタイムスリップして、金鉱山で働く労働者のエネルギッシュな欲望が渦巻く様子が連想される。

金鉱脈が尽きてゴーストタウン化していたのが、映画「非情城市」のロケ地になったことから、見物客が押し寄せて、人気観光地に変貌した。
豎崎路(石段の道):
土産物屋、飲食店、旅館などが
石段の両側に立ち並んでいる。
金比羅宮の石段商店街と大阪の法善寺
横町を足して2で割ったような感じがする。

石段は山上の崙頂路まで続いており
上から基山街、軽便路、汽車路が
石段を横切っている。
長い石段の中間あたりにある劇場跡。鉱山労働者の娯楽や息抜きとして隆盛したと思われる。