Last Update: Oct. 06, 2009

   西日本第2の高峰剣山、その頂上に立つと南西方向に美しい山塊が目に入る。"次郎笈"じろうぎゅう、 剣山が太郎笈たろうぎゅうといわれているので、剣山山系の兄弟分の位置づけだろう。
剣山から次郎笈への登山路は、剣山頂上の南側から切れ落ちた岩混じりの道を高度差約250m下るとジロウギュウ峠に達する。 ここからは、次郎笈への急な登りが待っている。やっと辿りついたピークは三角点はあるが1920m地点で、目指す次郎笈は南西方向になだらかな稜線上の約100m先にある。
剣山から次郎笈へ続く稜線上の登山ルートは、南アルプスの北岳から間ノ岳を経て農鳥岳に至る雲上の稜線をほうふつさせる。 2000m以下の山塊だが、熊笹とこめつつじに覆われていて潅木がないので、あたかも森林限界を越えているような錯覚をおぼえる。


GPS [Garmin eTrex Legend HCx]
で Track Log をとり Kashmir 3D で再現した。


名 称次郎笈(じろうぎゅう)
標 高1929m
場 所三好市・那賀町
登 山2009.09.18

コースタイム
剣山登山口(劔神社)→ 40min →西島→ 26min →宝蔵石神社→ 04min →剣山頂上→ 43min →次郎笈
剣山登山口(劔神社)← 30min ←西島← 25min ←大剣神社への分岐点← 25min ←次郎笈

刀掛の松剣山平家の馬場近く剣山頂上剣山頂上から見た次郎笈
一の森への稜線三嶺への分岐点次郎笈頂上への稜線次郎笈頂上
次郎笈頂上にて次郎笈の三角点次郎笈から見た剣山ジロウギュウ峠近く
見ノ越へのトラバース分岐から
見た次郎笈
大剣神社の御神体 "御塔石"トリカブト?マムシグサの実

Comment :  秋の連休前のあまり混雑しない時期を選んで剣山・次郎笈に登った。以前、剣山に登ったとき遠くに見える山容の素晴らしさに心を奪われていた。 予想どうり剣山山頂では3名、次郎笈山頂では1名しか逢わなかった。
ジロウキュウ峠からはじまる急坂を登りきるとピークに着くが、ここは三角点があるが三嶺への分岐点で、目指す次郎笈の頂上は見晴らしの良い稜線を鼻歌交じりに100m位進むと 山頂に着く。この一帯は平坦で周辺は、熊笹とこめつつじがある。展望は最高で、四国山地が総て見えるような気がする。
感心したことは、剣山・次郎笈の各登山路がつい最近整備された形跡があり、苦労の多い作業に頭の下がる思いがした。




上記の拡大画像は《画像ギャラリ》でご覧ください