Last Update: February  17,  2017
Since: February   17,  2017

   稲積山は、稲の神様として古くから親しまれてきた。高屋神社本宮は稲積山の頂上にあり、神社の境内から観音寺市内が一望でる。 眼下に2kmにわたる有明浜の海岸線が伸びており、目前には江甫草山の山頂が見おろせる。山頂は、中宮から登って270段の急な幅広い石段の上に本宮がある。
社伝によると高屋神社の祭神は邇々杵命ににぎのみこと保食命うけもちのみこと咲夜比女命さくやひめのみことで延喜式の神名帳に讃岐国刈田郡高屋神社とあり、延喜式内社讃岐24社の1社となっている。 この社(本宮)は当初稲積山頂にあったのを1600年頃に山の中腹に移し、さらに1760年頃に山麓に移したが里人は崇を懼れて1831年に山頂へ戻し本殿を造営した。 山の名をとり稲積社とも呼んでいる。
稲積山の山頂を探し回ったが、どこにも痕跡がなかった。山頂に高屋神社本宮を建造したので判らなくなったのだろうか。帰りに "不動の滝" を見学した。 落差 50m の滝はなかなか見事なもので、水量も冬のこの時期にしては多く、カントリーパークから眺めると落水が岩稜の上から流れているようにみえる。七宝山から流れ出た 水は、火成岩と水成岩で形成されたV字渓谷を通って落下している。



稲積山の地図 航空写真
Track-Log by Garmin [etrex VISTA HCx]


名 称稲積山(いなづみやま)
標 高407m
場 所丸亀市高屋町稲積山
登 山2017.02.15






コースタイム
[登山口〜稲積山]       高屋神社本宮駐車場 →00:05→ 高屋神社(稲積山)→00:04→ 本宮駐車場



     
登山口柿本人麻呂の歌碑高屋神社本宮(稲積山)本宮の石段
稲積山から見る江甫草山稲積山から見る伊吹島稲積山から見る荘内半島駐車場にある案内板




  
七宝山登山口七宝山落差 50m の不動の滝不動の滝案内板







 
稲積山 ―爺神山中腹から―