Last Update: Feburary 27,　2018

Since: Feburary 24,　2018

807年に弘法大師によって開基されたと伝えられており、朱雀天皇勅願談議所であった。平安時代には仏法興隆の一大拠点となっていた。 江戸時代には伊予・阿波・讃岐に末寺280余ヶ寺を統轄した本寺としての歴史を刻んでいる。 境内には、本堂・仁王門・大師堂・客殿・宝物館など九つの堂宇が建ち並んでいる。
宝物館には、重要文化財に指定されている急就章きゅうしゅうしょう・観経曼陀羅図・法華曼陀羅図・銅水瓶・金銅塔鈴・ 金銅割五鈷杵など数百点におよぶ寺宝が納められている。境内には、萩が数多く植えられており秋には萩の名所として知られている。

重要文化財（書画）

彩絹墨書急就章 （重要文化財）		絹本著色観経曼荼羅図 （重要文化財）		絹本著色法華曼荼羅図 （重要文化財）

主な建造物

仁王門（市指定有形文化財） 17世紀初頭の建造。三間一戸八脚門、 寄棟造、本瓦葺。	本堂（国登録有形文化財） 1723年・1725年建築、1935年改修。	鐘楼堂（国登録有形文化財） 明治時代前期に建設。
護摩堂（国登録有形文化財） 1725年建設、1935年と1983年改修。	萩庵しゅうあん 売店と納経所を兼ねている。	茅葺き客殿（国登録有形文化財） 1764年建設。

萩原寺案内図

（巨鼇山萩原寺パンフレットから）

【参考文献・データ】

1. 香川県の歴史散歩編集委員会 　『香川県の歴史散歩』 山川出版社 2013
2. 観音寺市 　　 『観音寺市ホームページ・萩原寺』　　　　　　　　　 2018