Last Update: October 11, 2016Since: June 17, 2012
四日市から近鉄湯ノ山線に揺られていると、松本から新島々へ行く松本電鉄に乗っている 気分と錯誤する。
御在所岳は、鈴鹿山脈の盟主で堂々たる山容と花崗岩質の岩壁・岩塊を抱き、左右に鎌ヶ岳、国見岳を侍らせた 名峰である。一般的な登山道は「表道」、「中道」、「裏道」、「一の谷新道」があるが、現在「裏道」は土石流で 従来ののどかな散策道とは様変わりしている。 「中道」は、ロープウェイ近くを通る尾根道で見晴らしが良いが、岩塊のトラバースや登り降りがあり、スリルが楽しめる。 「裏道」には、有名な60mを越す一枚岩の“藤内壁”が見られる。前尾根、一の壁、中尾根や3ルンゼあたりは 絶好のロッククライミングや氷雪登攀の練習場で、四季を通して賑っている。
御在所岳の頂上(1212m)には御嶽神社が祀ってあり、西方へ 15分のピーク(1209m)に 1等三角点がある。
湯ノ山温泉から眺める“御在所岳” 2011.12.15 (Click で拡大画像) | 中道の峻険なキレット 2011.12.15 (Click で拡大画像) |
Nakamichi, Uramichi, Maeone Track-Log by GPS [etrex VISTA HCx] |
御在所岳から見た"雲母峰 888m" 2011.12.15 (Click で拡大画像) | 御在所岳から見た"鎌ヶ岳 1161m" 2011.12.15 (Click で拡大画像) |
名 称 : 御在所岳(ございしょだけ) 標 高 : 1212m 場 所 : 三重県菰野町 登 山 : 2010.06.01 登 山 : 2011.12.15
スカイライン登山口→ 32min →おばれ岩→ 10min →ゴンドラ展望所(5合目)→ 10min →地蔵岩→ 20min →キレット→ 30min →頂上 |
スカイライン登山口← 24min ←おばれ岩← 13min ←地蔵岩← 20min ←キレット← 18min ←頂上 |
Comment : 何年ぶりかで登った御在所岳。時間の都合と(午後からスタート)、展望の良さにひかれて「中道」を 選んだ。2008年の土石流によるものかルートが随分変わっていた。
鈴鹿の御在所岳は、他の山とは次元の異なった郷愁を感じる。登山を始めたのがこの山であり、藤内壁で練習に明け暮れたのが 昨日のことのように想い出される。----御在所岩場の3ルンゼ、厭なリーダにしごかれて--- の唄が自然にでてくる…
新入部員のとき登らされた「前尾根ルート」、おばれ岩でチムニー登攀の練習、先輩が地蔵岩の上でヨーデルを唄っていた などの記憶が。その後、ゲレンデ(Gelaende)となった御在所に60回を越える回数を通いつめ、無料で使えた近鉄山の家に ずいぶんお世話になった。 当時はロープウェイもなかったので、登るのも降るのも自分の足に頼るのみだった。 中道ゴール近くの富士見台地の岩上と頂上の朝陽台に摩利支天(Marici)石仏があり、厳しい岩場と山岳信仰の名残りを留めている。 2011.12.15に撮影した麻利支天、中道キレット、大黒天岩の画像を追加した。
名 称 : 御在所岳(ございしょだけ) 標 高 : 1212m 場 所 : 三重県菰野町 登 山 : 2010.08.23 登 山 : 2011.12.15
スカイライン裏道登山口→ 30min →中道分岐→ 10min →藤内小屋→ 20min →藤内沢出合→ 10min →P7取付→ 80min →P2→ 13min →頂上 |
スカイライン裏道登山口← 20min ←七の渡し← 15min ←藤内小屋← 20min ←国見峠← 20min ←頂上 |
Comment : 6月の中道に次ぐ藤内沢見学ルートを企画した。50年ぶりの藤内壁付近は土石流により大きく変貌していた。 テスト岩は健在だった。
かって毎週のように登攀した“一の壁”と“バットレス”は圧倒的な威圧感があり、しばし懐かしさで見とれていた。 前尾根のP7からP2のヤグラまで一気に登攀した。その後、以前と同様に朝陽台で休息、国見峠を経由して下山した。
ザイルなしでP2のヤグラを登攀できたので、久しぶりに気分爽快になれた。
2011.12.15常滑からの帰りに、想いで深い前尾根、3Runse に触れてきた。強風と粉雪に遭遇した一日だった。
名 称 : 御在所岳(ございしょだけ) 標 高 : 1212m 場 所 : 三重県菰野町 登 山 : 2012.05.26
御在所岳頂上→ 20min →1000m地点→ 10min →キレット底部→ 05min →900m地点→ 10min →おばれ岩→ 30min →中登山口 |
大黒岩で遊ぶ 覚順行者遺跡
Nakatozandokudari Track-Log by GPS [etrex VISTA HCx] |
富士見台の摩利支天石塔 | 1000m地点から見る前尾根 | 1000m地点から見る鎌ヶ岳 |
キレットの岩場 | キレットの側壁 | キレットの鎖場 |
地蔵岩付近の登山道 | 地蔵岩 | おばれ岩 |
砂礫の登山道 | なだらかな森林帯 | 中登山道の入口 |
キレットを通過する |
Comment : 5月27日、名古屋観光ホテルで高校同期会があるので、1日前に半年ぶりの御在所岳に登り、昔の登山を懐かしんだ。
天気が良く土曜日のせいか、登山する若い人が圧倒的に多かった。70代で中登山道を登り降りしているのは、私だけのように 感じた。紹介する画像は、降りルートのみとした。中登山道の降りには、両脚の大腿筋が軋んだ。やっぱり年齢のせいだろうか?
名所旧跡案内 Miyoshi's HP