Last Update: March  02,  2017
Since: January   28,  2017

   高松自動車道を高松西インター過ぎて西へ進むとすぐに右に岩肌をもった伽藍山が見えてくる。岩肌に刻んだ磨崖仏(不動明王)があることを知っていたが、 実物をみたことがなかった。天気の良い日に現物を観ることと岩肌(岩壁)に触れたくて出かけた。
県道12号の唐渡峠にある伽藍山・萬燈寺登山口から入山して、まず薬師堂へむかった。薬師堂の左に磨崖仏(制作年代は不明)があり、高さ20mの岩壁に4mの不動明王を刻んで あり、火焔光背は赤ペイントで鮮やかに塗られている。伽藍山は修験道の道場となっていたと考えられる。
伽藍山頂上へは岩壁ルートとガレ場登山ルートがあるが、どちらも危険をともない命懸けになる。山頂には、八大龍王天神宮と4等三角点があり、少し下がったところに 石鉄山讃岐別院萬燈寺がある。山頂のすぐ横下に人工的に組んだ石垣らしいものがあり、飲料水でも貯めたのだろうか。
降りは岩塊ガレ場ルートを降ったが、岩壁の上を通り 足許不安定で滑落の危険がある。この山はそれなりに緊張感が必要で、スリルに富んだ面白い登山が楽しめる。
      §伽藍とは§ サンスクリット語のサンガラーマ(samgharama:僧園)を音写して僧伽藍摩そうぎゃらんま。これを短くして伽藍とした。



伽藍山の地図 ・航空写真
Track-Log by Garmin [etrex VISTA HCx]


  
名 称伽藍山(がらんやま)
標 高216m
場 所高松市国分寺町新居
登 山2017.01.25






コースタイム
[登山口〜伽藍山]       県道12号登山口 →00:10→ 薬師堂 →00:03→ 波切不動明王 →00:18→ 伽藍山山頂
[伽藍山〜富士運送]      伽藍山山頂 →00:11→ 薬師堂近くの鳥居 →00:05→ 萬燈寺 →00:05 → 富士運送



           
県道12号唐渡峠からの登山口登山道山王権現薬師堂(萬燈寺奥ノ院)
大聖不動明王(磨崖仏)岩壁への登山道波切不動明王・他山頂への岩壁
岩壁のルート石鉄山讃岐別院萬燈寺伽藍山山頂・三角点・八大龍王岩のガレ場
石鉄山讃岐別院への登口役小角の石像萬燈寺萬燈寺駐車場



4m の磨崖仏






 
岩壁が見える伽藍山




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