Last Update: Oct. 12, 2016
Since: Jun. 06, 2014

所在地兵庫県姫路市書写2968
山 号書寫山しょしゃざん
宗 派天台宗
本 尊釈迦三尊像(大講堂) 阿弥陀如来像(常行堂) 性空上人像(開山堂) 六臂如意輪観音像(摩尼殿)
文化財重要文化財 [木造釈迦如来及び両脇侍像 木造四天王立像 木造阿弥陀如来坐像 木造性空上人坐像
         大講堂 食堂 常行堂 鐘楼 開山堂 護法堂 護法堂拝殿 十妙院 寿量院]


書寫山圓教寺は、康保3年(966)に性空上人しょうくうしょうにんによって開かれた。性空上人は、文殊菩薩のお告げにより摩尼殿まにでんの上にある白山(准胝峰)で、 六根清浄の悟りを得た。
その後、性空上人の徳を慕い利益を得ようとする人々の信仰を集め、西の比叡山とも称される僧侶の修行の道場として栄えた。現在、境内は 国指定の史跡となっており、多くの重要文化財がある。

圓教寺の航空写真



重要文化財(本尊・仏像)

阿弥陀如来 釈迦如来 如意輪観音
木造阿弥陀如来坐像
常行堂の本尊・重要文化財
木造釈迦如来及び両脇侍像 (普賢菩薩・釈迦如来・文殊菩薩)
大講堂の本尊・重要文化財
六臂如意輪観音像
摩尼殿の本尊
毘沙門天 広目天 増長天 持国天
 木造四天王立像(重要文化財)
毘沙門天・広目天・増長天・持国天


重要文化財(建造物)

大講堂だいこうどう
室町時代・重要文化財
建築時期が異なる二重仏堂
本堂であり学問と修行の場
常行堂じょうぎょうどう
室町時代・重要文化財
中央の張出し舞台は大講堂の
釈迦如来に舞楽を奉納するため
食堂じきどう
室町時代・重要文化財
二階建の壮大な建物で修行僧
が寝食、勉強する合宿所


主な建造物

摩尼殿まにでん (登録文化財)
970年創建、如意輪堂とも
京都の清水寺と同じ壮大な舞台造り
開山堂かいざんどう (県文化財)
江戸初期の建築
性空上人を祀っている
壽量院じゅりょういん (重要文化財)
江戸中期の建物で寝殿造り形式を
備えた書院造り。精進料理がある
鐘楼しょうろう (重要文化財)
鎌倉時代の建築
銅鐘は県指定文化財
金剛堂こんごうどう (重要文化財)
室町時代の建築
旧塔頭普賢院の持仏堂
仁王門におうもん (県文化財)
江戸初期の建物で切妻造八脚門
金剛力士像は室町時代の作


書写山円教寺ウォーキングマップ

(Shoshazan Engyoji Walking Map を転写しました)


境内にある有名な文化財

瑞光院
本尊は六臂如意輪観音
創建、縁起は不詳
弁慶のお手玉
湯屋橋を渡る手前にある護法石
弁慶がお手玉にしたとか
摩尼殿(如意輪堂)
岩山の中腹にある建物
重要文化財の四天王像がある
如意輪観音像
摩尼殿本尊のレプリカ
1987年制作、銅製
大仏
摩尼殿から三つの堂への山道に
ある、制作年代不明、青銅製
圓教寺会館
旧金輪院、本尊は阿弥陀三尊
宿坊となっている



【参考文献・データ】
  1. 奈良国立博物館『西国三十三所 観音霊場の祈りと美』(特別展図録) 2008
  2. 姫路市文化振興財団『特集 祈りの山 書写山のすべて』(BanCul 40) 2001