Last Update: Oct. 11, 2009

   香川県三木町には、嶽山だけやま(204m) と 白山しらやま(203m) が古の南海道を挟んで南と北に独立峰として存在感をつよめている。 標高も同じぐらいのでありながら、山容は異なり嶽山はごつごつとした流理構造の流紋岩岩山であり男性的な景観を表しており、一方の白山は火山特有の優雅な円錐状のビュート地形をした女性的な山容で、山頂から中腹にかけて黒雲母安山岩であり、山麓は花崗岩で形成されている。
両方の山は共に山頂から眺望の良い場所にあり、標高も手ごろのせいか龍王神社が祀られており、雨乞い祈祷が行われたようだ。


嶽山ルート図GPS(Garmin etrex ventureHC)
による白山ルート Track Log



名 称嶽山(だけやま)
標 高204.6m
場 所三木町氷上
登 山2009.01.11

コースタイム
登山口→→3min→→金毘羅神社→→7min→→鎖場→→5min→→頂上 (Total: 15min)
登山口←←1min←←金毘羅神社←←5min←←鎖場←←4min←←頂上 (Total: 10min)

放水路の横にある登山口への標識。"登山口"の表示板がある。8台は駐車できるスペースがある。最初の登り。金毘羅神社まで。金毘羅神社の祠。
快適な尾根道を行く。周辺の東讃岐平野がよく見える。急な岩稜をよじ登る。鎖の手摺があるので安心感がある。登り着いた尾根上に龍王神社の鳥居がある。嶽山頂上
降りの岩場。尾根道を辿っているのがよくわかる。尾根道から見た嶽山。山頂から眺めた白山。山頂から眺めた屋島。

Comment :  標高 204m の独立峰で、頂上付近は岩稜塊を形成している。 ロッククライミングの練習に適しているとの記事もあるが、この地方特有の風化崩壊した流理構造の流紋岩で、傾斜角度も緩く頂上直下でも岩登りには易しすぎて練習場には不適。アップザイレンの練習ていどは…?
山頂は龍王神社になっており、かって雨乞い祈祷が行われたことが想像できる。祠付近からの眺望は素晴らしく讃岐平野に点在する山・溜池・川・瀬戸内海などを確認するには絶好の位置と考えられる。


上記の拡大画像は《画像ギャラリ》でご覧ください   


名 称白山(しらやま)
標 高202.7m
場 所三木町下高岡白山
登 山2009.01.17


コースタイム(表登山道)
白山神社→→12min→→頂上 (Total: 12min)
白山神社←←07min←←頂上 (Total: 07min)
コースタイム(裏登山道)
白山神社→→5min→→上部周遊道路分岐→→3min→→裏登口→→10min→→頂上 (Total: 18min)
白山神社←←3min←←上部周遊道路分岐←←3min←←裏登口←←06min←←頂上 (Total: 12min)


裏登山道
白山神社(標高60m)登山口 鳥居を潜るコンクリートの登山道上部の回遊路(標高110m)
回遊路から裏登山道へ岩が多い頂上に近い岩の道頂上の展望台が見えてきた
展望台山頂の標識神社の舞台石鎚神社と龍王神社
天狗岩山頂からの眺望山頂からの眺望東屋ちかくの案内板

表登山道
表登山道金毘羅神社(標高160m)頂上近くの急な登り頂上の鳥居

Comment :  白山への登山は麓の白山神社から始まる。神社の祭神は、伊邪那美命いざなみのみことで延長4年(926)に加賀白山妙理権現を勧請したといわれている。表登山道は整備もされており危険なところもなく簡単に登頂できる。この登山道に物足らない人は周遊道を半周して北側の裏登山道を登れば趣がある。山頂には展望台があり、四方の景観が眺望でき満足感が得られる。山頂部の黒雲母安山岩の上に龍王神社と石鎚神社が並んで祀られている。また中腹には金比羅神社もある。


上記の拡大画像は《画像ギャラリ》でご覧ください